暮らしの中に温泉を~湯原地域~
真庭の地域紹介
真庭市は、5つの町と4つの村が合併して生まれた広い広いまちです。
そんな真庭市には、魅力ある地域がたくさんあります。
今回はその中から、「湯原地域」を紹介します。
温泉旅館の並ぶ観光地
温泉旅館が立ち並ぶ湯原地域。
西日本有数の温泉地であり、県内外から、多くの観光客が訪れます。
中でも代表的な温泉が「砂湯」。
湯原ダムのすぐ下から湧き出る温泉を岩で囲って作り上げた、天然の露天風呂です。
「砂湯」という名前は、川底の砂を噴き上げるようにして温泉が湧く様子に由来します。
24時間無料で開放されているので、大自然の中で、いつでも天然温泉を満喫できます。
ちなみに、砂湯は過去に全国露天風呂番付で「西の横綱」に選ばれています。
「自然を満喫できる」「誰でも利用できる」といった理由のほかに、「地域住民によって大切に守られている」ことが、選ばれた理由なのだとか。
また、湯原温泉は「湯郷温泉」「奥津温泉」とあわせて「美作三湯(みまさかさんとう)」と呼ばれています。
最近では美作三湯がコラボしたイベントも多く開催されているので、イベントにちなんで、それぞれの温泉地を巡るのもおすすめです。
暮らしに根付く温泉
湯原地域の特徴は、暮らしの中に温泉があること。
温泉旅館のほかにも、地元の方向けの日帰り温泉施設がたくさんあります。
源泉掛け流しの施設や、開放的な露天風呂、足元からお湯が沸いている温泉など、個性もさまざま。
中でも「足(たる)温泉」は、2021年4月末にリニューアルオープン。
温泉でリラックスした後に、読書や展示作品を楽しめる施設に生まれ変わりました。
日々の暮らしに温泉を。
温泉のある暮らしは、いつも心と身体を癒してくれます。
地域のシンボル”はんざき”
湯原地域を中心に「オオサンショウウオ」という、国の特別天然記念物が生息しています。
体を半分に裂いても生きていたという逸話から、愛称は「はんざき」。
地域のシンボル的な存在で、子どもから大人まで、多くの人に愛されています。
過去には巨大なはんざきが生息していた伝説もあり、その霊を祀る”はんざき大明神”もあります。
年に1度の「はんざき祭り」では巨大な山車(だし)が温泉街を練り歩きます。
その大きさは、伝説に登場するはんざきと同じだとか。
夜になると、はんざきのねぶたも登場。
温泉街の祭りの夜を、より一層盛り上げます。
そんなはんざきは「はんざきセンター」で生きた姿を見ることができます。
1mを超える大きな個体から、小さな幼生のはんざきまで。
気ままに生きている姿は、”癒し”として人気があるとか。
また、湯原温泉街には、はんざきのオブジェがたくさん。
温泉街を歩きながら、はんざきを探してみるのも楽しいでしょう。
温泉とはんざき。
湯原地域では、日常の風景として、人々の生活の中に根付いています。
関連リンク
・湯原温泉郷(Facebook・Instagram)
・湯原地域の観光情報(真庭観光WEB)