真庭の自然と気候
真庭の自然と気候
真庭市は岡山県の北部、鳥取県と県境を接する場所にあります。
市内の約8割が山林で、どこにいても緑が目に飛び込んでくるような、豊かな自然環境に囲まれています。
特に、市内北部には中国山地の山々が連なり、その麓には貴重な動植物が多数生息しています。
また、岡山県を代表する河川「旭川」をはじめとるす、豊かな水資源も真庭市の自然の特徴です。
「湧きを汲める場所」も多数あるなど、清らかな水が身近にあります。
真庭市の気候について
岡山県といえば「晴れの国」というキャッチフレーズが思い浮かぶ方も多いでしょう。
確かに、瀬戸内海に面した地域は年間を通して温暖で、降水量も少ない「晴れの国」です。
しかし、中国山地に近い真庭市は、どちらかといえば日本海側の気候です。
降水量は全国平均に比べると少なめですが、瀬戸内側に比べると多めです。
また、市内北部を中心に、12〜2月は雪が降ります。
そのため、スキーや雪関連のイベントなど、冬ならではの楽しみがあります。
気象庁データ:各月の平均降水量(統計期間:1991〜2020年)
真庭市中部は東京・大阪と似た傾向だが、真庭市北部は降雪の影響で冬の降水量が多め。
気象庁データ:各月の平均気温(統計期間:1991〜2020年)
真庭市は東京・大阪と比べると涼しい。真庭市北部は真庭市中部と比べると1〜3℃低い。
真庭市の気候に関するデータ
2014〜2023年の10年間のデータの平均値は以下のとおりです。
①真庭市中部の気候データ(観測地点:久世)
参考:過去のデータ検索|気象庁
②真庭市北部の気候データ(観測地点:蒜山上長田)
参考:過去のデータ検索|気象庁
住んでみて感じる真庭の気候
真庭市は南北に長いため、同じ市内でも地域によって気候が異なります。
市内の中南部と北部では気温が3℃ほど違いますし、季節の移ろいにも差があります。
例えば「市内南部では桜が満開なのに、市内北部では蕾の状態」など、同じ市内でも北と南では季節が少し異なります。
「雪が降る地域だから夏は涼しい」というわけではなく、夏場の最高気温は35℃を超える日もあります。
しかし、車社会のため、出勤や買い物などで移動する際に、駅のホームやバス停で炎天下に晒されるようなことは少ないです。
また、夜には気温が下がることが多いので、場所によってはエアコンなしで夜を過ごせる場合もあります。
ただし、農作業等で日中に屋外で活動する場合は、暑さ対策をしてください。
一方の冬ですが、曇りの日が多く、雨や雪もよく降ります。
午前中は晴れていたのに、午後になると急に雲行きが怪しくなり、雨や雪が降ることもよくあります。
最低気温が0℃を下回ることも多く、古い家は家の中が驚くほど寒くなるので、寒さ対策は必須です。
特に、市内北部では最高気温が0℃を超えない日もあります。
洗濯物も乾きにくいため、乾燥機やサーキュレーターを使うなどの工夫が必要です。
コインラインドリーが非常に多くあるので、コインランドリーを利用するのも良いでしょう。
移住先では、今までとは違う自然・気候に戸惑うものです。
日々試行錯誤しながら、その付き合い方を学び、日々深めていくことになるでしょう。
ご近所の方や知り合いの方に聞いたり、自分で経験を重ねたりしながら、理想の暮らしをつくっていけると良いですね。