どこかなつかしい宿場町〜美甘地域〜
真庭の地域紹介
真庭市は、5つの町と4つの村が合併して生まれた広い広いまちです。
そんな真庭市には、魅力ある地域がたくさんあります。
今回はその中から、「美甘地域」を紹介します。
手まりの揺れる旧街道
「美しく、甘い」と書く美甘地域。
旧出雲街道の宿場町で、豊かな自然と山の幸が楽しめる地域です。
そんな美甘地域のシンボルといえば”手まり”でしょう。
かつての街道沿いの民家の軒先には、個性豊かな手まりが飾られています。
まん丸な手まりもあれば、金魚をモチーフにした独特な手まりも。
通りを歩けば、色とりどりのかわいい手まりに、思わず足を止めてしまいます。
手まり街道から川沿いに向かうと、道を覆うようにして並ぶ桜が目に入ります。
満開を迎えるのは4月中旬頃。
美しい田園風景と相まって、可憐な姿で見る人を魅了します。
夜のライトアップも見応え抜群。
川のせせらぎを聞きながら、幻想的な桜トンネルの中をゆっくりと歩いてみてください。
きっと心が癒されるはずです。
豊かな自然と山の幸
美しい清流を泳ぐアマゴ。
豊かな山々で生きるシカやイノシシ。
美しい清流と田園風景が広がる美甘地域では、豊かな山の幸を楽しめます。
ここでしか味わえない自然の恵みを多くの人に味わってもらいたい。
そんな思いから生まれたのが、自然の恵みを贅沢に詰め込んだ缶詰「山の宝」です。
旧美甘中学校を再利用した工房で、1つ1つ心を込めて作られています。
まずは中身をいただいて、残ったオイルはパスタやパンに。
1度で2度おいしい缶詰です。
また、美甘地域の田園では、ヒメノモチの栽培が盛ん。
清らかなな天然水と肥沃な土地から生まれるもち米は、上質なコシと粘り、そして優しい甘さが魅力です。
他にも、古代米が作られているのも美甘ならでは。
真庭市内のイベントで古代米のお菓子を見かけたら、それは美甘の古代米が使われているかもしれません。
地元の方や移住者による活動
ここ数年、美甘地域では地元の方々や移住者による活動が芽生えています。
例えば、旧出雲街道沿いにある、約150年の歴史を持つ古民家。
薬の調合場だったこの場所は、地元の人々によって改修され、人々が集う場所「香杏館」に。
日替わりカフェやイベント会場として使われるようになりました。
現在は美甘で栽培した蕎麦を使用した手打ちそばを提供されている「美楽庵」さんが、店舗として利用されています。
また、
M=美甘を
P=ピンポイントで
O=面白くする
という略語を使った「MPO法人ミカモノ」さんのイベントや情報発信も必見。
桜や夏祭りの季節を中心に、美甘の魅力を発信されています。
さらに、「美甘に移住したい」という方をサポートする団体「グランパ美甘」さんの活動も注目。
美甘地域に特化した移住相談や情報提供、現地案内、空き家紹介など、美甘移住をトータル的にサポートされています。
「美甘の人はほぼ全員顔と名前がわかる」というネットワークの広さを活かして、人つなぎのお手伝いも。
移住への不安が和らぐ、嬉しいサポートです。
旧街道沿いを中心に、どこか懐かしい雰囲気の美甘地域。
日本の原風景を残しつつ、緩やかな変化が生まれている村は、あなたの心の癒しとなるでしょう。
関連リンク
・MPO法人ミカモノ(Facebook)
・グランパ美甘(ホームページ)
・山の宝(ホームページ・YouTube)
・本格手打ちそば美楽庵(Facebook・Instagram)