真庭SDGs行動リスト日めくりカレンダーが完成しました
里山SDGs
SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月に国連サミットで採択された、2030年までに持続可能でより良い世界を目指すための国際目標です。
17のゴール・169のターゲット(行動目標)から構成され、「誰一人取り残さない」ことを誓っています。
真庭市は、2018年に、SDGsの達成に向けた優れた取り組みを行う都市として、国が定める「SDGs未来都市」に選定されました。
現在も、木質バイオマス発電をはじめ、バイオ液肥を活用した循環型社会の構築など、さまざまな取り組みを進めています。
近年では「真庭SDGsミーティング」を開催しています。
今回は真庭SDGsミーティングの内容と、ミーティングから生まれた「真庭SDGs行動リスト日めくりカレンダー」について紹介します。
真庭SDGsミーティング
真庭SDGsミーティングとは、SDGsについて一緒に考え行動できる関係作りを構築し、自らSDGsの取り組みを発信できる人を増やしていくためのミーティングです。
市内の企業・団体が参加し、テーマについて意見交換を行います。
2022年度は「身近なお困りごとを解決する」というテーマで、全3回にわたって開催されました。
身近なお困りごとを解決できる行動を考える
SDGsは、国際的な課題を解決するための目標です。
でも「スケールが大きすぎてピンとこない」と感じる方が多いでしょう。
そこで、2022年度の真庭SDGsミーティングでは「大きなスケールで考えるのはひとまずやめて、身近な地域のことを考えよう」という方針を決めました。
「塵も積もれば山となる」といわれるように、身近な課題を1つずつ解決していけば、やがて大きな課題の解決につながると考えたからです。
ミーティングでは、法政大学の川久保俊教授から話題提供があった後、テーマについて参加者同士で意見交換を行いました。
オリジナルのボードゲームを使って、まずは身近なお困りごとを抽出。
その後、お困りごとを解決するための行動案をみんなで考えました。
そして、全3回の最後には、参加者1人ひとりが、今後取り組むことを宣言。
和気あいあいとした雰囲気で終了しました。
具体的な行動をまとめたカレンダー
真庭SDGsミーティングでアイデアを出し合った”身近なお困りごとを解決する行動案”は、日めくりカレンダーとしてまとめ、市内の企業・団体に配布されました。
1日に1つの行動案が書かれており、簡単な解説も付いているため、「その行動がどうSDGsにつながるか」が一目でわかります。
今後、真庭市内でこのカレンダーを見かけることがあるかもしれません。
カレンダーに書かれた31個の目標は、どれも気軽に取り組めるものばかりです。
「自分もできそう!」と感じたら、ぜひ行動に移してみてください。
私もミーティングに参加して以降、26日に書かれてある「今日の感謝を相手に伝えよう」を心がけるようになりました。
特に「SDGsにつながる」と意識しているわけではありませんが、気分が晴れやかなり、以前よりも毎日を生き生きと過ごせるようになった気がします。
こうやってできることを1つずつ増やしていけば、「真庭がより良い地域になるのでは」と、ちょっとワクワクしています。
イラスト:就労継続支援B型事業所 ジーニー