真庭市の廃校利活用の事例紹介
地域の取り組み
人口減少に伴い、真庭市内では小学校の統廃合が進んでいます。
しかし、地域のシンボルともいえる小学校を違った形で活用しようと、「廃校利活用」に取り組んでいる地域もあります。
この記事では、真庭市内の廃校利活用の取り組み事例を4つ紹介します。
カフェやゲストハウスとして運営されていたり、イベントが開催されていたりするので、お出かけの際の参考にしてください。
旧上田小学校:複合施設「UEDA VILLAGE」
真庭市南部の山の上にある旧上田小学校は、複合施設「UEDA VILLAGE(ウエダビレッジ)」として活用されています。
学校なのに洋式瓦のかわいい建物の中には、以下の施設があります。
・カフェ
・美容室
・セレクトショップ
・ゲストハウス
カフェと美容室は予約制です。
山の上にあるため、ゲストハウスに宿泊すると、夜には満天の星空を、朝には美しい雲海を楽しめることがあります。
当時の小学校の雰囲気がそのまま残っているため、時を忘れるように過ごすことができるでしょう。
リンク:UEDA VILLAGE
旧二川小学校:二川みらいづくりセンター・ふるいち二川マンガ館
豊かな自然に囲まれた旧二川小学校は、以下の2つの施設に生まれ変わりました。
・1階:二川みらいづくりセンター
・2階:ふるいち二川マンガ館
「二川みらいづくりセンター」は、地域住民の交流の場所。
サロン活動や寄合などの地域行事に利用される、公民館のような場所です。
「ふるいち二川マンガ館」は、約10万冊のマンガが楽しめるアミューズメント施設。
落ち着いた木目調の空間の中で、心ゆくまで好きなマンガを楽しむことができます。
人気のマンガだけでなく、懐かしのマンガも見つかるかもしれません。
リンク:ふるいち二川マンガ館
旧別所小学校:イベント「MANIWART」「ねこフェス」
旧別所小学校は、以下のような地域イベントに活用されています。
・MANIWART:真庭をはじめ日本各地で活動するアーティストの作品展示とワークショップを楽しめるアートイベント
・ねこフェス:「ねこ」がテーマのチャリティーイベント
取り壊しの話が進んでいた旧別所小学校ですが、地域住民が「なんとか残せないか」とアイデアを絞った結果、老若男女が楽しめるアートイベント「MANIWART」が始まりました。
2023年2月からは、ねこ好きによるねこ好きのためのイベント「ねこフェス」も開催。
ミニマルシェやねこをテーマとした作品展示、ワークショップなどが行われました。
また、イベントの売上の一部は保護猫活動団体等に寄付されました。
リンク
・廃校が美術館に!カルチャーイベント「MANIWART」に行ってみた
・ねこフェス2024
旧富山小学校:イベント「杜のアート展」
真庭市西部の古呂々尾中(ころろびなか)地区にある旧富山小学校。
「年に1度、校舎が深呼吸できる時間をつくろう」という地域住民の思いで、2021年から始まったのが「杜のアート展」です。
期間中は趣ある木造校舎の中に、絵画や写真、焼き物ななど、さまざまな作品が展示されます。
また、移住者による映像作品・音楽作品や、地元のNPO法人のメンバーによる独創性のある作品も展示されるなど、年々彩り豊かになっています。
開催されるのは毎年秋。
山の中の静かな学校で、ゆったりとした時の流れと、魅力ある作品たちをお楽しみください。
リンク:杜のアート展2024
真庭市の取り組みやイベント情報を知りたい場合は
真庭市内の廃校利活用の事例を紹介しました。
各施設は、学校としての機能はなくなったものの、地域のシンボルとして、地域住民によって大切に受け継がれています。
カフェやアミューズメント施設、イベント会場など、その活用方法は多種多様。
懐かしい気持ちを味わえるので、ぜひ訪れてみてください。
とはいえ、「イベントっていつ開催されるの?」「もっと詳しい情報が知りたい」とお思いの方も多いでしょう。
真庭市交流定住センターでは、毎月1度、メールマガジン「まにわライフなび」を配信しています。
真庭市内の旬のニュースやイベント情報等を配信しているので、真庭市を訪れる前に読むと、真庭をもっと楽しめるかも。
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