フレンチマン in マニワ
韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第13話
2018年01月19日 by 姜 侖秀(カン ユンス)
[13目の話]フレンチマン in マニワ
6月にはホタルが踊る北房の呰部(あざえ)地区、
古い旅館を改造したおしゃれな喫茶店、あざえ茶屋に入ると
フランス人、アクセルさんが流暢な日本語で挨拶してくれます。
今日は自転車スペシャリストである私の良い友人、
アクセルさんを紹介します。
2016年8月に、北房の空き家を改造し、
アーティスト・イン・レジデンス兼シェアハウスを始めようとしている私に
最初に入居申請を出してくれた人がアクセルさんでした。
何年か前、自転車で2年半を掛けて
フランスと日本を往復したというアクセルの話を聞いて
「田舎のサイクリングコース」を作ることを提案しました。
住んでいる人はまだ気づいていない小さな田舎道の魅力を外国人の目線で発掘して
「外国人が案内する、日本の田舎のツアー」コースを作りました。
いろんな才能があるアクセルさんのおかげで、
雑草だらけだったシェアハウス周辺の耕作放棄地は
自然農法で栽培する畑と田んぼになりました。
寂しかった裏庭に岡山県立大学生とピザ窯を作って
薪で焼いたピザを一緒に食べました。
山で切って来た竹で流しそうめんを準備し、地域の隣人を招待しました。
1年間一緒に沢山のプロジェクトをして来た友達が去年11月に母国に帰りました。
彼が作ったサイクリングコースには観光客が走るでしょう。
彼の手で植えて、ハザ干ししたお米も脱穀しました。
フランスにそのお米を送ろうと思っています。
友達が蒔いた種がこんなに美味しい実を結んだと。
*あざえ茶屋HP http://azae-chaya.com/
*シェアハウス照ラスHP https://www.iterasu.org/
韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第14話をお楽しみに