岡山県真庭市
移住定住ポータルサイト
       

真庭市インターンシップレポート【岡山県立大学 篝杏佳】

真庭滞在記

2026年10月02日 by COCO真庭

2026年8月24日から8月28日の5日間、大学生がインターンシップに来てくれました。

期間中は真庭市のさまざまな人にお会いし、ご自身の活動や地域に対する想いに触れました。

そして、5日間で得た学びや気づきを、レポートにまとめていただきました。

——————————————————-

初めまして。
岡山県立大学 保健福祉学部 栄養学科 2年 篝杏佳と申します。

私は、大学の「キャリアデザイン演習」という授業の一環で、5日間、真庭市のインターンシップに参加しました。真庭市という名前は知っていましたが中々足を運ぶ機会がなく、今回のインターンシップで初めて真庭市を訪れました。

5日間という限られた日数ではありましたが、大変貴重な経験ばかりをさせていただきました。今回は、5日間の活動内容や活動を通して私自身が感じたことを共有させていただきます。

1日目 真庭市を知る

真庭市に到着すると、真庭市役所と真庭市交流定住センターの職員の方々から、真庭市についての説明を受けました。

まず驚いたのは、真庭市は9つの地区が合併されて誕生した自治体であるということです。南北に細長いため、南部と北部で気候が異なるようです。

こうして職員の方々に真庭市について丁寧に説明していただいた後は、銘建工業(株)との打ち合わせに同席しました。銘建工業(株)は製材や集成材の製造などに取り組む企業です。この打ち合わせの機会に同席したことが、インターンシップ内で初めての業務でした。

打ち合わせ内容は、新入社員向けの地域案内プランについてでした。担当の方のお話によると、銘建工業(株)は市外・県外から就職する方が多い一方で、地域との関わりを持つことができていないことに課題を感じておられました。仕事内容だけでなく、新たな地域での暮らしを具体的にイメージできるようにするために、真庭市の紹介や町歩きを行うプログラムを計画されたそうです。

真庭市交流定住センターとしてもこのような取り組みは初めてだそうです。私自身も新入社員向けの地域案内が今後地方の企業で当たり前に行われるといいなと思いました。

打ち合わせの後は銘建工業(株)のオフィスを案内していただき、大阪万博の大屋根リングに携わった話など、大変貴重な内容を聞かせていただきました。

2日目:久世を知る

この日は、久世の商店街を散策したり、商店街の方々に話を聞いたりしながら、久世のマップを作成しました。

本来であれば、商店街を散策している地域の方々にインタビューを行う予定でしたが、猛暑のため誰一人見つけることができず、仕方なく店の方に突撃訪問しました。そこでお世話になったのがアブラヤ洋品店です。

突然の訪問だったにも関わらず、久世の商店街について丁寧に説明していただきました。その後は、事前にアポを取っていた三名の方々に、商店街や久世の課題について説明していただきました。

一人目は、フリースペース風曜日の武藤さんに、空き家問題について教えていただきました。

風曜日はフリースペースとして認知症カフェや久世祭りの会議などで利用されているそうです。武藤さんは、このような場所がもっと必要であると考えており、特に若い世代に使用してもらいたいそうです。私自身も、フリースペースの古民家で食堂経営を他の学生と行っているので、何かできることはないかと考えながら話を聞いていました。

二人目は、菱川さんに、久世まちかつネットワークについて教えていただきました。
元々は、真庭市のケーブルテレビで勤務されていましたが、現在はフリーランスとして冊子「真庭の人びと」の映像化に取り組んでいるそうです。話を聞いて紙媒体をデジタル化し、映像として後世に残していくことの重要性を改めて感じました。

三人目は、スミダ商店の住田さんに、「まにワッショイ」について教えていただきました。
学校給食のイベントがきっかけでまにワッショイが誕生し、住田さんも商店の営業だけでなく、バンドを結成してオリジナル曲を制作するなど、様々なことに取り組まれているそうです。

現在はリニューアルを行い、すみだのまかない(飲食業)でランチを提供しているそうです。すみだのまかないを通して、地域の方々に地元の野菜を食べてもらえることが嬉しく、今後は市内の方々にも知ってもらいたいと話していました。

その後、たくさんの方々に商店街について話をしていただき学んだ内容を、市役所でマップにまとめていきました。

このマップ作成を通して商店街の繁盛から衰退していく現実を受け止め、私には何ができるかを考えるばかりでした。若者が進学や就職などで出ていくことは止められないことですが、いつか帰ってきたいと思える場所にしたいという熱い思いを感じました。

その思いを持ちながら、一人一人が限られた資源の中で、商店街を、久世を盛り上げようとしている姿を拝見し、私自身も刺激を受けました。久世祭りの時期は、若者も帰ってきて大勢の人で賑うとお聞きしたので、機会があれば久世祭りを見てみたいなと感じました。

3日目:勝山・北房を知る

この日は、真庭市交流定住センターが行っている「真庭暮らし体験ツアー」に参加し、「勝山地域への移住希望」という想定で、勝山を案内してもらいました。

真庭暮らし体験ツアーの特徴は、真庭市を暮らしの視点から見るということです。そのため、移住した際に利用するスーパーや駅、振興局など勝山の施設を見て回りました。

最初に、勝山農産物直売所「健康の里」に訪れました。

ここでは地元農家の野菜が並んでいました。また、真庭市に移住される方で薪ストーブを設置したいという要望もあるため、薪が販売されていました。ちなみに、真庭市には薪ストーブの補助金があるそうです。

次は、「マルイ」に訪れました。最初に訪れた勝山農産物直売所「健康の里」との違いを感じながら、店内を見て回りました。

最後は、にぎわい市場三金や勝山店に訪れました。このお店は境港から魚介類を仕入れているため、他のスーパーではあまり見かけない魚介類を販売していました。

勝山のスーパーを三店舗回りましたが、それぞれ扱っている商品や特徴が異なり、新たな発見にもなりました。また、真庭市のスーパーは閉店時間が19時や20時と早く、夜遅くまで営業している店が少ないことがデメリットだなと感じました。

また、真庭市は雪により洗濯物が乾かきにくい日も多いため、コンビニよりもコインランドリーが多いそうです。私自身、雪とは無縁のため実際生活するとなれば大変だろうなと思いました。

スーパーを回った後は、JR中国勝山駅に向かいました。

私は現在総社市に住んでおり、JR桃太郎線を利用しています。桃太郎線は一時間に最低でも一本は列車があるのですが、姫新線の時刻表を見て思わず唖然としました。列車の本数は少ないですが、駅構内は無人販売所や待合室があり、待ち時間も退屈にならないように工夫されていました。

地方の交通の便があまり良くないことは真庭市だけでなく全国各地で大きな問題となっています。特に、高校の選択肢が限られてしまい、地域の教育格差が生じていることを感じました。

このように、地方に移住することはメリットだけでなくデメリットも存在します。真庭暮らし体験ツアーではデメリットもしっかり伝えているので、実際に移住した際のイメージを膨らませやすいなと思いました。

その後は、真庭市勝山振興局に向かいました。

勝山は至る所に暖簾がかかっており、勝山振興局も可愛い暖簾が出迎えてくれました。また、バイオ液肥スタンドも発見しました。バイオ液肥の取り組みは、SDGsの活動の一環として全国各地に普及してほしいなと感じました。

最後に、真庭市立図書館に訪れました。

この図書館には「一箱図書館」コーナーがあります。これは、市民の方々が館長となっておすすめの自分の本を展示し、借りたい人に貸し出すという図書館です。このコーナーを通して地域の方々との関わりを持つことができ、コミュニケーションツールの一つになっているなと感じました。

また、廃校になった学校の校歌を卒業生に歌ってもらい、動画を保存するプロジェクトも行っていました。年々少子化が進行し、地方の学校が減少していくという課題を突き付けられました。一方で、市民の方々の母校に対する大きな愛も、このプロジェクトから感じました。


※写真は翌日撮りました。

こうして勝山を案内してもらい、昼食は「ろまん亭」のハンバーグランチをいただきながら、移住者の水野さんと座談会を行いました。水野さんはとにかく牛への愛が大きく、東京から移住されてきました。移住するまでの流れや地域おこし協力隊の活動内容など、たくさんの話を聞かせてもらいました。

その中で、私も3日間真庭市でフィールドワークを行って食を通して真庭市を盛り上げたいと話したところ、なんと水野様から脱脂粉乳の使い道に困っており、何か案がないかという話をいただきました。そして、その流れで「あすまに」というアクションプレゼンコンテストに参加することになりました。

こんなことが起こるとは全く予想していなかったので、今はとてもやる気に満ち溢れています。真庭市の酪農課題を解決できるように、栄養学科で学んだ知識を活用しながら良い案を考えていきたいです。

座談会の後は、北房に訪れました。北房はホタルの町であり、ホタルの保護活動を精力的に取り組まれていました。

また、北房はフルーツ農園が多くあり、ブドウ畑や梨畑を発見することができました。果樹園併設のカフェ「きよとうカフェ」では、季節によって様々なフルーツを楽しめ、この時期は白桃のドリンクを飲むことができます。次は、秋に梨のドリンクを飲みに行きたいです。

4日目:蒜山・湯原を知る

この日の午前は、真庭市地域おこし協力隊の活動報告会に出席しました。様々な分野の方々の報告を聞きましたが、皆様の真庭市を盛り上げたいという思いが伝わりました。また、各々の活動に対して積極的に質疑応答やアドバイスをする姿が多く見受けられ、報告会を通して地域おこし協力隊の交流が行われているなと感じました。

地域おこし協力隊の存在は、このインターンシップを通して初めて知りましたが、各々が真庭市の課題に立ち向かい様々な活動を行うことで、地域の活性化につながっているので、真庭市にとって必要不可欠な方々だと実感しました。

その後は、ひるぜんジャージーランドに場所を移しました。ジャージーランドの隣の「蒜山ホースパーク」では、馬も見ることができました。蒜山で馬を見れるとは全く思っていなかったため、おそらく人生初の馬に大興奮しました。

昼食後は、こどもあの広報活動を行いました。

こどもあは、真庭市での子育ての様子や子育てに関するイベント情報を保護者の方が投稿しているInstagramアカウントです。今回は、こどもあのフォロワー数アップを目指し、広報活動を行いました。

しかし、声をかけても中々立ち止まってもらえず苦戦しましたが、作戦を変えフォローをしてくださった方のみにプレゼントを配布しようとなりました。

するとこの作戦が見事的中し、無事にプレゼントのウエットティッシュを全て配布することができました。受け取ってくださった方々、本当にありがとうございました。

広報活動を終えると、なんとインスタグラムのフォロワーが一人増えたと報告をいただきました。広報活動の効果であるのかは分かりませんが、もしそうであれば嬉しいなと思います。

広報活動を終えた後は湯原に向かいました。

湯原は温泉とオオサンショウウオの町であり、砂湯という24時間無料で入浴できる場所がありました。しかし、砂湯は混浴であるため、入浴にかなりの勇気が必要だなと思いました。

川の近くまで降りると、タイルアートや足湯、野性のアヒルを見ることができました。

タイルアートや足湯にもオオサンショウウオのデザインが施されており、見るだけでも楽しむことができました。ちなみに、アヒルは動かなすぎて置物だと思っていました。おそらく、人生で初めて野性のアヒルを見ました。

5日目:インターンシップの振り返り

この日はインターンシップの振り返りを行い、レポートの編集を行いました。

改めて、5日間を振り返って思うことは、真庭市は人があたたかい場所だということです。

5日間慣れない土地での生活でしたが、本当に人のあたたかさに救われた毎日でした。今回のインターンシップでお世話になった大庭屋旅館の方々も素晴らしいホスピタリティで、実家のように安心して過ごすことができました。

真庭市役所や真庭市交流定住センターの方々も、真庭市についてたくさん説明していただき、私自身の質問にも多く答えていただきました。職員の方々との会話を通して、今後の大学生活を過ごすうえでのヒントを得ることができました。

地域で出会った方々も、真庭市に大きな愛を持ちながら日々過ごしているなと感じ、私自身も地元に大きな愛と誇りを持っていこうと思いました。そして、地元に戻る日が来た際は、地元に貢献できる人になりたいと決意しました。そのためにも、大学生活をさらに頑張ろうと思いました。

また、インターンシップを通して真庭市の課題に触れましたが、それを解決しようと行動される方々が多いということも実感しました。真庭市は、人口があまり多くない分アクションを起こしやすく、それに賛同してくださる方々も多いなと思いました。

インターンシップを通して、食・観光名所・文化など多くの資源に触れ、メリットだけでなくデメリットも学びましたが、やはり一番魅力を感じたのは真庭市の人々でした。真庭市で出会えた一期一会を忘れることなくこれからの人生を過ごしていこうと思います。

最後に、このような充実した5日間を過ごすことができたのも、真庭市役所や真庭市交流定住センターの方々、地域の方々など様々な支えがあったからこそだと思っております。関わってくださった地域の皆様、本当にありがとうございました。

今回のインターンシップでできたご縁を大切に、次はアクションコンテスト「あすまに」を通して真庭市と関わりたいと思います。

 

PICK UP

トップページ
新着情報
真庭のくらし
 - 真庭市について
 - 真庭びと
 - 地域と人
真庭に移住
 - 移住の流れ
 - 移住Info
移住支援一覧
お問い合わせ
2017年8月18日
のれんの町
2025年12月31日
歳末大感謝祭@真庭あぐりガーデン【こどもはぐくみくらぶ】
2024年11月29日
お試し協力隊レポート|小夏珠々花さん
2017年11月3日
自然に

Privacy Preference Center