ホタルが舞い、コスモスが咲き誇るまち~北房地域~
真庭の地域紹介
真庭市は、5つの町と4つの村が合併して生まれた広い広いまちです。
そんな真庭市には、魅力ある地域がたくさんあります。
今回はその中から、「北房地域」を紹介します。
日本一のホタルの里
真庭市の最も南に位置する北房地域。
あたり一面に広がる田園風景と、凛とした山々の美しい地域です。
そんな北房地域は、四季折々の顔を持っています。
代表は『ホタル』。
北房地域を流れる備中川では、毎年6月上旬から中旬にかけて、ゲンジボタルが乱舞します。
ホタルの乱舞は1カ所だけでなく、川沿いに何kmにもわたって続くのが特徴。
川沿いには遊歩道が整備されているため、下流から上流に向かって、歩きながらホタルを楽しむことができます。
川を埋め尽くすホタルの光は、夏の訪れを告げる幻想的な光景です。
その美しさから、北房地域は『日本一のホタルの里』といわれています。
儚く揺れるホタルの光は、時の流れを忘れさせてくれるでしょう。
秋はコスモス・冬はイルミネーション
秋になると、北房地域には100万本のコスモスが咲き誇ります。
ホタルが舞う備中川沿いはもちろん、『コスモス広場』でもたくさんのコスモスが見られます。
実は、コスモス広場は「町を盛り上げたい」という地元の方々の思いがきっかけとなり、整備されました。
今でも、毎年地元の方々による種まきが行われています。
そして、秋には広大な土地を埋め尽くすコスモスを一目見ようと、県内外からたくさんの観光客が訪れます。
冬になると、コスモス広場にはイルミネーションが出現します。
ハート型の回廊や縁結びスポットなど幻想的な空間が広がっています。
イルミネーションの期間は、クリスマスからバレンタインの約3ヶ月。
家族と、友人と、大切な人と忘れない思い出を作りに来てはいかがでしょうか。
春を告げるぶり市・ひなまつり
年が明けると、伝統のイベントが開催されます。
2月に開催される『ぶり市』は、300年以上続く伝統行事。
その昔、山間部の北房地域では、海の幸は珍しいものでした。
そこで、『正月くらいは海の幸を食べよう』と、当時の代官が許可したことが始まりとされています。
毎年2月の第1日曜日には、海産物や特産品など、様々な商品を並べた様々な露店が軒をつらねます。
そして、3月は『中津井雛の文化まつり』。
北房地域内の町、中津井は、古くから備中国と美作国の中継地。
今でも当時の町並みが残っています。
まつりでは、その町並みに雛人形が飾られ、町を彩ります。
代々受け継がれてきた雛、手作りの創作雛など、雛人形には一軒一軒個性があります。
そしてクライマックスは、江戸時代末期の嫁入りを再現した『輿入れ道中』。
侍者を従えた嫁入り行列は圧巻で、当時の町の繁栄を映し出しているようです。
四季折々の表情を見せる北房地域は、自然と文化の美しい場所です。
眼に映る北房地域の風景は、忙しい日常を忘れさせてくれるでしょう。
関連リンク
・北房のホタルについて(真庭観光WEB)
・コスモス広場(真庭観光WEB)
・中津井ひなの文化まつり(ホームページ)
・北房ぶり市(岡山観光WEB)