200年以上の伝統を継ぐ御前酒の杜氏。辻麻衣子さん【真庭の人びと12】
会いに行ける「真庭の人びと」vol.12
ようこそ。ディープな「真庭」の世界へ。
ここでは実際に「会いに行ける人」を紹介しています。
真庭への観光と合わせて、ぜひ繋がっていただけましたら、と思います。
辻 麻衣子(つじ まいこ)
勝山で200年以上の伝統を継ぐ
御前酒蔵元「辻本店」の杜氏(とうじ。酒づくりの一切を取り仕切る蔵人の長)。
全国的にも珍しい女性の杜氏。
根っからのカンペキ主義ゆえ、お酒づくりに妥協はない。
その徹底したこだわりと、地元の素材を使うことが「美味しいお酒」になっている。
最近では、大学で国際政策文化学を学んだ経験から、アメリカやヨーロッパ、アジアなど広く海外にも展開を進めている。
勝山、真庭から世界の「SAKE」になっている。
そんな辻さん。
じつはお願いされると断れないおひとよし。
コラボしたいという地元の素材があれば実現しちゃうかも。
さらにお酒に合うおつまみをつくるのも大好き。
梅干し、らっきょう、ハリッサ(辛口調味料)など。
ただ、おつまみも仕込みはじめたら、ついつい杜氏としてのスイッチが入っちゃう。
その結果、絶品の保存食ここに極まれり。
日本酒の垣根を超えるような新たな可能性を模索しつづけており、いつか「日本酒の壁を壊したい」と思っている。
静かな情熱に燃えながら、今日も御前酒、ひいては日本酒業界の「これから」を仕込んでいる。
会える場所は、ココ。
御前酒蔵元
辻本店
〒717-0013
真庭市勝山116
Tel:0867-44-3155
Fax:0867-44-5290
HP:https://www.gozenshu.co.jp
創業1804年(文化元年)。
当時の藩主に献上していたことから「御前酒」の銘を受ける。
岡山県産雄町米と古代製法「菩提酛」で唯一無二の酒を醸す。
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企画原案:真庭観光局
企画協力:岡山県立大学デザイン学部
原稿執筆:甲田 智之
〈WEB・SNS〉
デザイン:加藤 彩佳
プロデューサー/チーフディレクター/アドバイザー:酒井 悠(地域おこし協力隊キャプテン)
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この企画は、真庭観光局が発行した冊子『真庭の人びと2022』のスピンオフです。
詳しくは、こちらの記事「真庭の人たちを紹介する冊子ができました」をご覧ください。
また、COCO真庭の公式Instagramでも、「真庭の人びと」公開中です。
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