渋い声で語られる社(やしろ)地域の歴史。樋口基広さん【真庭の人びと46】
会いに行ける「真庭の人びと」vol.46
ようこそ。ディープな「真庭」の世界へ。
ここでは実際に「会いに行ける人」を紹介しています。
真庭への観光と合わせて、ぜひ繋がっていただけましたら、と思います。
樋口 基広(ひぐち もとひろ)
まるで往年の映画スターのような佇まい。
渋めの口調で語られるのは、湯原地域「社(やしろ)」の歴史。
社といえば、平安時代の書『延喜式』に記載された、格式高い「式内社」が8つも集まっている地域。
その地域振興協議会会長を務めつつ、中世式内八社案内ガイドの代表もしている。
いつもは内気でおとなしいけれど、ひとたび「社」の説明となると、芝居でならした饒舌な語り口がよみがえってくる。
言葉がこぼれ、そしてお金もこぼれていく。
なぜだかまったくお金がたまらないのが最近の悩み。
案内ガイドのボランティアさんにどんどん振る舞いながら、「おかしいなあ、おかしいなぁ」と呟いている。
心配なことがもうひとつある。
1185年に創建され、岡山県最古の材を使っている「大御堂」。
いつか倒れてしまうんじゃないか、と心配で心配でたまらない。
趣味のブドウ栽培(ピオーネとマスカット)しているときも、ゴルフでスコア90台のときも、「大御堂」が気になって仕方がない。
旅行業者だったむかしの経験を生かして、社のことを広く発信。
もうちょっと注目を集めて、なんとかできれば、と思っている。
会える場所は、ココ
社地域振興協議会
〒717-0404
真庭市社2119
社の式内八社などの史跡や歴史などを地域住民によって保存・歴史の継承をしていきながら、参拝客や観光客等の皆さんへお越しいただけるようにPRをしていきます。
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企画原案:真庭観光局
企画協力:岡山県立大学デザイン学部
原稿執筆:甲田 智之
〈WEB・SNS〉
デザイン:加藤 彩佳
プロデューサー/チーフディレクター/アドバイザー:酒井 悠(地域おこし協力隊キャプテン)
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この企画は、真庭観光局が発行した冊子『真庭の人びと2022』のスピンオフです。
詳しくは、こちらの記事「真庭の人たちを紹介する冊子ができました」をご覧ください。
また、COCO真庭の公式Instagramでも、「真庭の人びと」公開中です。
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