女将になるために生まれてきたような「元禄旅籠 油屋」女将。高橋幸代さん【真庭の人びと54】
会いに行ける「真庭の人びと」vol.54
ようこそ。ディープな「真庭」の世界へ。
ここでは実際に「会いに行ける人」を紹介しています。
真庭への観光と合わせて、ぜひ繋がっていただけましたら、と思います。
高橋 幸代(たかはし ゆきよ)
たおやかで、明るい。
いつも着物で上品にお客様をお迎えする、創業1688年(元禄元年)「元禄旅籠 油屋」の女将。なんと15代目。
地元湯原の人たちは口を揃えて言う。
「女将になるために生まれてきたような女性です」と。
油屋の歴史と伝統を守りつつ、着物に身をつつみながら茶道をたしなむ。
生まれも育ちも湯原温泉、生粋のゆばらっこ。
その立ち居振る舞いから、湯原温泉の女将の会「しゃくなげ会」会長も務めている。
モットーは、笑顔と元気。
そして頼まれたことはちゃんとやりたい、まじめな性格。
茶道の心得にもまじめさがあらわれている。
趣味は、歌うこと。
お掃除をしながらいつのまにかついつい歌っている。
MISIAやいきものがかり、J-POPをふきふきしながら口ずさむ。
責任感が強くて、できることはついついひとりでやっちゃう。
なかなか人を頼れないのが悩みの種。
でもそのまじめさもきっと、「女将になるために生まれてきた女性」である証拠。
ここに湯原温泉がある限り、歴史と伝統を守っていきたいと誓っている。
ちなみに「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋のモデルになった旅館のひとつだとか。
会える場所は、ココ
元禄旅籠 油屋
〒717-0402
真庭市湯原温泉27(食湯館)29(夢酔庵)
Tel:0867-62-2006
Fax:0867-62-3185
HP:https://aburaya.org
1688年(元禄元年)創業の宿。
昔から旅人の行灯の油を求められたことから「油屋」と呼ばれてまいりました。
川沿いの宿泊専門棟「夢酔庵(むすいあん)」と、お食事入浴施設の「食湯館(しょくとうかん)」の2館にて宿泊だけでなく日帰り入浴施設として皆様のお越しをお待ちしています。
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企画原案:真庭観光局
企画協力:岡山県立大学デザイン学部
原稿執筆:甲田 智之
〈WEB・SNS〉
デザイン:加藤 彩佳
プロデューサー/チーフディレクター/アドバイザー:酒井 悠(地域おこし協力隊キャプテン)
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この企画は、真庭観光局が発行した冊子『真庭の人びと2022』のスピンオフです。
詳しくは、こちらの記事「真庭の人たちを紹介する冊子ができました」をご覧ください。
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