岡山県真庭市
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関わりシロの多い地域~余野地区~

真庭の地域紹介

2023年08月23日 by 藤本 一志

真庭市は、5つの町と4つの村が合併して生まれた広い広いまちです。
そんな真庭市には、魅力ある地域がたくさんあります。

今回はその中から、「余野地区」を紹介します。

古き良き日本の原風景

航空写真

「日本の原風景」と聞くと、どんな風景をイメージしますか?

豊かな里山に囲まれて、田んぼが広がって、ポツポツと古民家が点在して。
眺めているだけで、なんだか癒されるような、そんな風景を想像される方が多いのではないでしょうか。

真庭市内でも、このような風景は多く見られます。
今回紹介する余野地区もその1つ。

場所は、市内中心部から車で15分ほど走ったところ。
目木川の両岸に、民家や田んぼが点在する様子は、「日本の原風景」という言葉がぴったりです。

「喧騒」という言葉は無縁。
鳥の鳴き声や川のせせらぎが響き、訪れる人をリラックスさせてくれる、そんな地域です。

青木本家

そんな余野地区には、田舎の風景を心ゆくまで堪能できる、宿泊施設があります。

上の写真にある貸別荘タイプの古民家「青木本家」です。

大正中期に建築された民家を改装したもので、古くからの農家のたたずまいを、そのまま現代に引き継いでいます。

中には土間スペース、和室、囲炉裏付きのダイニングキッチンなどがあり、昔の日本にタイムスリップしたような感覚になります。

縁側

また、縁側は「人をダメにする場所」として定評があるとか。
晴れた日に縁側に座ると、もう何もしたくなくなるくらい気持ち良いそうです。

一棟貸切で利用できるので、時間の使い方は自由。
古き良き田舎の原風景を眺めながら、囲炉裏を囲んだり、バーベキューを楽しんだり。

贅沢なひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

シェアハウスプロジェクト よすが

よすが始動

2021年春、余野地区で、新たなプロジェクトが始動しました。

その名は「シェアハウスプロジェクト よすが」。
地域の空き家を再生してシェアハウスをつくる、そんなプロジェクトです。

でも、ただシェアハウスをつくるだけではありません。

「よすが」という名前に込められたのは「この場所でいろんなご縁をつなぎたい」「関わる人たちの心の拠り所にしたい」という思い。

空き家再生を通して、多くの人との”関わり”を大切にしようというものでした。

では、どのようにしてご縁をつなぎながら、プロジェクトを進めていったのでしょうか?

日々のリノベーションの様子は、SNSで発信されていました。

発信の際に大切にしたことが「こんな風に関わることができます」と、関わりシロを示すことです。

すると「自分もやってみたい」「興味があったから、思い切ってやって来た」という方が続々と現れました。

作業にかかった時間は約1年。

その間、地元の方々はもちろん、真庭市内の他の地域の方、津山や岡山といった真庭市外からの方、さらには建築関係のプロなど、実に多様な人々が現場を訪れました。

完成まで、いったい何人が関わったのでしょうか。
「シェアハウスをつくる」という目標のもとで、多くのご縁が紡がれました。

そして、2022年春、空き家だった大きな古民家は、シェアハウス「いとくる」として、新たな1歩を踏み出しました。

お披露目会には、地元の方々をはじめ、作業に関わった多くの人が集いました。
雪の降る寒い日でしたが、人々の熱気に満ち溢れていました。

その後、入居者も続々と決まり、シェアハウスでの暮らしがスタート。
入居者は、田舎ならではの時間を楽しみながら、余野地区での暮らしを満喫しています。

あなたも「いとくる」で、余野地区の暮らしを体感してみませんか?

地域内外の交流

餅投げ

余野地区で700年続く伝統行事「霜月祭」。
神社へ餅を奉納し、参加者にも餅を振る舞う、地域総出のお祭りです。

もともとは、「九名(くみょう)」と呼ばれる当番の方が中心になって引き継いでいました。
しかし、時代が変わり、九名だけでは継続が困難に。

持続的に開催するには、新たな形での運営が求められていました。

そこで2022年からは、地域の方を中心としつつ、外から来る方にも関わってもらって、一緒に楽しめるお祭りにシフト。

みんなで90kgの餅をつき、奉納の儀式の後、恒例の餅投げへ。
大人も子どもも、必死に餅を取ります。

餅投げの後は、マルシェを楽しんだり、神社の土俵でサックスライブがあったり。

また、余野地区の人々や風景を集めた写真展や、バランスボールを使ったエクササイズ、カラオケ大会もあったようです。

新しい形での霜月祭は、大盛況で終わったとか。

霜月祭参加者

残すべきところは大切に残したうえで、少しずつ変化を加えていく。
形を変えながらも、地域の伝統は次の世代へと引き継がれています。

余野地区には、ほかにも

・田植え、稲刈り体験(作った餅米は霜月祭に使われる)
・宿泊ロッジ「なつつばき」などでの交流イベント
・小学校に地域の大人が出向くキャリア教育

など、地域内外の交流が盛んです。

あなたも「地域と関わりたい」と感じているなら、余野地区を訪れてみてはいかがでしょうか?

関連リンク

余野HP
シェアハウスいとくる ホームページ
高仙の里 よの ホームページ
つつじ会 Instagram


藤本 一志

岡山市から真庭市へ移住。COCO真庭スタッフ・米農家・Webライターの3つの生業をしながら暮らしている。ブログ→移住事典

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