
真庭市で林業・製材業に就職する方法
仕事えらびは、移住の醍醐味です。
「木材のまち」と言われる真庭市には、多種多様な林業・製材業があります。
この記事では、真庭市で林業・製材業に就職する方法を紹介します。
「真庭で林業・製材業に就職したい」「自然に関わる仕事がしたい」という方は、ぜひ参考にしてください。
そもそも林業・製材業とは
真庭市における林業とは、主に以下の2つの業種のことです。
・育林業
・素材生産業

「育林業」とは、林業の中でも木を育てる段階を担う事業のことです。
主な仕事内容は、木の植栽や下刈り、枝打ち、除伐、間伐などです。

「素材生産業」とは、利用に適した樹木を切り倒し、トラックで原木市場に運んで販売する事業のことです。
一方の「製材業」は、原木(丸太)を切って角材・板材などを生産する産業を指します。
真庭市の林業会社・製材会社について
林業会社
真庭市には、10以上の林業会社があります。
そのほとんどが素材生産をしており、一部の会社が育林業を行っています。
真庭市では、林業会社といっても、
・自治体からの委託事業を中心に行う事業者
・山主からの立木買取・販売を中心に行う会社
・会社の一事業として素材生産業を行っている会社
など、幅広く存在しています。
製材会社
「木材のまち真庭」と呼ばれる所以である真庭の製材業。
真庭市は、他の市区町村と比べて、製材会社が多いという特徴があります。
製材会社といっても、
・住宅用の柱や梁の製材会社
・神社に使われる材料の製材を行う製材会社
・集成材・CLTの製造を中心に行う製材会社
など、幅広い事業があります。
また、真庭市は木材の集荷や出荷、売買を行う「木材市場」が発達していることも特徴です。
真庭市は古くから木材産業が盛んで、市内には3ヶ所の原木市場と1ヶ所の製品市場があり、地域内で流通マーケットを形成しています。
木材市場では丸太の市を定期開催していて、林業事業者から集めた丸太を製材事業者に販売しています。
木材市場に携わることも、林業・製材業に関わる仕事の1つです。
真庭市で林業・製材業に就職する流れ
林業・製材業に就職する流れは以下の通りです。
林業・製材業の仕事を探す場合は、以下のサイトが便利です。
真庭市内の事業者の募集状況も探すことができます。
なお、林業に就職するまでの流れは、以下のWebサイトが参考になります。
リンク:初めて林業を検討される人へ|緑の雇用
林業について学ぶ
林業について学んだり、技術を身につけたりするには、以下の2つの方法があります。
林業大学校
林業大学校とは、
・地方公共団体の研修機関
・学校教育法に基づく専門職短期大学、専修学校
・各種学校のうち地方公共団体
が設置しているもので、修学・研修期間がおおむね1年かつおおむね1,200時間以上であり、林業への就業に必要な技術や知識が習得できる学校等のことです。
学校によって特色があり、林業の基礎や林業経営などを幅広く学ぶことができます。
リンク:林業大学校の一覧
緑の雇用事業
緑の雇用事業とは、未経験者の方でも林業に就き、必要な技術や知識を学んでもらうため、林業経営体に採用された方に対し、キャリアアップを支援する事業のことです。
就業年数に応じて研修の内容をステップアップさせ、将来の森林の担い手になるために必要なさまざまな技能を身につけられるよう体系的に研修プログラムが作られています。
就業後のミスマッチを避けるために就業前の現地訪問の取組も実施するなど、新規就業者の就業支援も行っています。
詳細については、以下のWebサイトをご覧ください。
リンク:緑の雇用事業
関連項目
◆緑の青年就業準備給付金
最長2年間で、1人あたり年間最大155万円が給付される制度です。
林業大学等において、原則45歳未満の林業へ就業する人が対象となります。
詳しい内容は、以下のリンクをご覧ください。
リンク:緑の青年就業準備給付金|林野庁
◆関連機関・団体
・真庭市役所林業・バイオマス産業課
・真庭森林組合
・真庭木材市場株式会社
・勝山木材市場
◆関連リンク
・いつか絶対、林業が花形になる日が来る。林業のイメージがガラリと変わる、真庭びとの物語。|真庭びと019 小林建太さん
・木質バイオマス発電とは?|真庭市のSDGsの取り組み紹介
もっと知りたい方へ
真庭市交流定住センターでは、市内の林業業者をまとめたパンフレット「林業のススメ」を配布しています。
「林業会社に就職したい」「移住して森に関わる仕事がしたい」という方は、以下のバナーよりお申し込みください。
なお、お問い合わせの際は、お問い合わせ内容を「林業パンフレット送付希望」にしていただきますよう、よろしくお願いいたします。
