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ジョン・レノンと山村のイタリアンシェフ

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第1話

2017年07月28日 by 姜 侖秀(カン ユンス)

[一つ目の話] ジョン・レノンと山村のイタリアンシェフ

このシェフは予約を受ける際、
必ず「どこ」で召し上がりたいのかを聞きます。
その「どこ」は、お客様の家にしても、
どこかのギャラリーにしても大丈夫です。
あるいは希望する雰囲気を説明し、
場所の選定をシェフに任せることもできます。
今日は古民家を改造したギャラリーで、
料理を準備している沼本シェフをご紹介します。

心と体を傷つけられた東京の「良い」仕事を辞めて
イタリアン・レストランでシェフになろうとしました。
しかも、療養が必要になるほど体が壊れてしまい、
故郷に戻ってこなければならなかったそうです。
回復のため、
歩く理由を作る為に、写真を撮り始めました。

カメラを持って、
桜がきれいな落合の田舎道を歩いていた彼は、
多分想像もできなかったでしょう。
そうやって撮り始めた写真がギャラリーに飾られ、
そのおかげで美術家である今の妻に会い、
一緒に「訪ねるイタリアン・レストラン」をすることになることを。

お店を作るお金がなくて、お店を持たなかっただけなのに、
家や寺、ギャラリーや学校、キャンプ場まで
色んなところから声を掛けてもらうようになりました。
体を壊すまで働きながら得た企画力で、
地域の特産品開発やコンサルティングの仕事まで受けることにもなりました。

今日の話はジョン・レノンの歌で閉めたいと思います。
「あなたがなにか一生懸命他の計画を立ているときに起こる突然のこと、
それが人生なのさ。」
(Life is what happens to you while you’re busy making other plans)
-Beautiful Boy

*食事は、3人から予約可能
場所渉外含む1人1万円から、特に希望のメニューがなければ、
会議の雰囲気に合わせて、その日の良い材料で コースを準備する。
詳細については、シェフが代表である「人とご飯」株式会社のホームページへ。

ヒトトゴハン株式会社

沼本シェフが撮った落合の風景
十字屋迎賓館というギャラリー兼図書館に入りました
二階のギャラリー空間。食事が用意されている間に寄ってみても良いかも。
この風景に料理を加える想像をしてみます。なぜシェフが空間を大事にするか分かりました。
沼本シェフです。本日のメーン料理を準備しています。
パルマ産プロシュートと無農薬マスカットを加えたサラダ
真庭産合鴨のモモ肉パスタ
メーン料理は、真庭産山菜や野菜、本ワサビを加えた千屋牛ロース
髪の毛が長かった時は、少しジョン・レノンに似ていたかも。

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第2話をお楽しみに

 


姜 侖秀(カン ユンス)

韓国ソウル出身。本業は俳優だと言いながらキムチ作りや多国籍シェアハウスを運営するなど他のことばかりしている。

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