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趣味が仕事なら

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第2話

2017年08月11日 by 姜 侖秀(カン ユンス)

[2つ目の話] 趣味が仕事なら

城下町、勝山は江戸時代の町並みを守っている保存地区です。
「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」という本の背景にもなり、国内外に名前を広げました。
この町の小さな自転車店、「野崎サイクル」の野崎さんは、  なんと4代目でこの店を守り続けています。

野崎さんは、一度も自転車以外の道を考えたことはないようです。
22歳に膝の靭帯が完全に破裂し、ロードレース選手生活をやめた時にも
迷わず家業に戻ってくることができたそうです。
専業で自転車メカニックを始めた時作ったサイクリングチーム、「チームノザキ」。
27年が過ぎた今、会員は70人。
仕事を終えた平日の夕方には、自転車屋に集まって  訓練方法をチェックしたり、週末に走るコースを議論したりします。
毎週週末には集まって、短くは100Km、長くは200Kmまで一緒に走っているそうです。

昨年から、
サイクリングにまだ慣れていない一般の人でも簡単に参加できる「散走まにわ」というプログラムも始めました。
今日は勝山を中心に約20人の参加者が野崎さんと一緒に走っています。
イベントを進行する中心にはやはりチームノザキがいます。

チーム・メンバーはもちろん、お店を訪ねてくれるお客さんの60パーセントは、
県南の人。
もっと都心部に店を移すことは考えてないのかを聞きました。

「走るところがない場所で自転車を売るのは、ただの商売人になることです。
良い道を一緒に走って、  地域の人々と直接接しながら、ここでしか味わえないもの、楽しめるものを満喫すること。
それが、私がここにいなければならない理由でしょう。」

*自転車と装備をレンタル可能(1日2000円)
自信ある方は、週末にチームノザキのサイクリングに参加することができます。(無料)
予約をすれば、周辺を軽く野崎さんと探索することができます。
(レンタル料のほかガイド料3000円)
CYCLE PRO SHOP NOZAKI

江戸時代の風景を守っている町の隅々を自転車で走ります。
地元のガイドさんのおかげで、直接入ることができた280年前に創業された辻本店
寺の敷地の中を鉄道が通る日本でも数少ない寺
こんな偶然の出会いも
梅の花が満開した川辺の道を気持ちよく走ります。
今日の交通整理を引き受けてくれたチームノザキ
江戸風の町並みにあるノザキサイクル
お客さんにすぐ美味しいコーヒーを出してくれます。まさに県北の自転車好きのコミュニティスペース!
同じ趣味を持った仲間のように、仲の良い野崎サイクルの4代目と5代目
静かな町に日が暮れます。そろそろ野崎サイクルに自転車好きが集まる時間です。

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第3話をお楽しみに

 


姜 侖秀(カン ユンス)

韓国ソウル出身。本業は俳優だと言いながらキムチ作りや多国籍シェアハウスを運営するなど他のことばかりしている。

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