趣味が仕事なら
韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第2話
[2つ目の話] 趣味が仕事なら
城下町、勝山は江戸時代の町並みを守っている保存地区です。
「田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」」という本の背景にもなり、国内外に名前を広げました。
この町の小さな自転車店、「野崎サイクル」の野崎さんは、 なんと4代目でこの店を守り続けています。
野崎さんは、一度も自転車以外の道を考えたことはないようです。
22歳に膝の靭帯が完全に破裂し、ロードレース選手生活をやめた時にも
迷わず家業に戻ってくることができたそうです。
専業で自転車メカニックを始めた時作ったサイクリングチーム、「チームノザキ」。
27年が過ぎた今、会員は70人。
仕事を終えた平日の夕方には、自転車屋に集まって 訓練方法をチェックしたり、週末に走るコースを議論したりします。
毎週週末には集まって、短くは100Km、長くは200Kmまで一緒に走っているそうです。
昨年から、
サイクリングにまだ慣れていない一般の人でも簡単に参加できる「散走まにわ」というプログラムも始めました。
今日は勝山を中心に約20人の参加者が野崎さんと一緒に走っています。
イベントを進行する中心にはやはりチームノザキがいます。
チーム・メンバーはもちろん、お店を訪ねてくれるお客さんの60パーセントは、
県南の人。
もっと都心部に店を移すことは考えてないのかを聞きました。
「走るところがない場所で自転車を売るのは、ただの商売人になることです。
良い道を一緒に走って、 地域の人々と直接接しながら、ここでしか味わえないもの、楽しめるものを満喫すること。
それが、私がここにいなければならない理由でしょう。」
*自転車と装備をレンタル可能(1日2000円)
自信ある方は、週末にチームノザキのサイクリングに参加することができます。(無料)
予約をすれば、周辺を軽く野崎さんと探索することができます。
(レンタル料のほかガイド料3000円)
CYCLE PRO SHOP NOZAKI
韓国出身カンさんが見た心躍る岡山のコト 第3話をお楽しみに