[10つ目の話]無限動力卵かけご飯

炊きたてのご飯に良い醤油を掛け、ご飯一粒一粒に染み込ませるように優しく混ぜ合わせます。

新鮮な生卵を割って白身と黄身を分け、まず白身をパタパタ音が出るように箸でかき混ぜて軽く泡を出します。

その白身をご飯に振りかけご飯一粒一粒がキラキラ輝くように混ぜます。

最後に、ご飯の上にぷりぷりな卵黄をのせ、スプーンで軽く割ってご飯と一緒に口に入れます。

ご飯と醤油、新鮮な卵で完成される卵かけご飯は、材料固有の味を生かし、シンプルな調理法で仕上げる和食の特性を日常の食卓で見せるメニューではないかと思います。

勝山のろまん亭は地域の良い材料を活かしたランチメニューを出しているカフェです。
今日紹介する人は、ろまん亭の店主松尾さんです。

大阪と東京などで40店舗以上の  レストラン、カフェ、パブなどを経営している株式会社の代表として、経済的な余裕はありましたが、二人の息子と一人の娘の顔も見られない日々が続きました。
長女の小学校入学に合わせて家族と一緒に大阪のマンションを売って田舎に移して3年。

「人に会うことが好きで始めたことが、規模が大きすぎるようになってしまいました。
代表になった後にはお客さんと直接会って楽しく話しすることがなくなりました。
家族を犠牲にしてまで、なぜこの仕事をしているのかと思うようになりました。」

里山資本主義は地域で消費したお金ができるだけ、地域の中で長く回っていくシステムを言います。松尾さんのカフェのメニューは、まだ注目されなかった地域の良い食材を発掘して開発したメニューです。

お客さんには、地域の新たな魅力を知らせて、お客さんが使われたお金は、地域の中を長く回って回ります。

ご飯と卵が無限にお代わりできる卵かけご飯のように、今「経営者」松尾さんは、「地域」という巨大な会社を経営しているのかもしれません。

Nostalgie cafe ろまん亭HP* http://i-maniwa.com/area/roman/

 

町並み保存地区を歩くと、丘の上のにピンクの木造の建物が目立ちます。
150年前の写真館の建物を改造したカフェです。中に入ってみましょう。
今日の主人公松尾さんです。
ほのかな照明の下に座って、江戸時代の風景を守っている街並みを見下ろすことができます。
蒜山ジャージー牛を使ったハンバーグ、和風ハンバーグは柔らかい食感が特徴です。
湯原の豆カレー。旅館の女将さんが集まって開発したメニューだそうです。
水田地域の米、湯原地区の卵、久世地域の醤油
香ばしくて重くない優しい味、ほのかな醤油の香りが一品。

私は2回までお代わりしたことがあります!

人に会うのが楽しくカフェをしているという松尾さん
夜営業はしていないカフェに、なぜか夜にワイワイ笑い声がいっぱいです。

韓国出身カンさんが見た心躍る岡山の50のコト 第11話をお楽しみに