勝山町並み保存地区で「のれんの引き渡し式」が行われました。
真庭ほっとニュース
2022年03月02日 by 甲田智之
真庭市の勝山町並み保存地区は、「のれんの町」として知られています。
軒先に色とりどりののれんが揺れているため、「風の見える町」と呼ばれ、多くの観光客が訪れています。
先日、その勝山町並み保存地区の中にあるフリースペース「顆山亭(かざんてい)」にて、毎年恒例の「のれんの引き渡し式」が行われました。
これまで町並みにあるのれんすべてを手がけてきた染織家、加納容子先生が、希望する住民に向けて「新たなのれん」を製作。
住民ひとりひとりに想いを馳せ、耳を傾けて、イチからデザインを起こしたのれんが、楽しみにしていた人たちの手に渡りました。
当日は加納容子先生みずから、ひとつひとつののれんを解説。
受けとった方は皆さん、新しいのれんを見つめながら、ほころんでいました。
のれんの引き渡し式は、聞いたところによると今年で26年目。
勝山町並み保存地区の歴史とともに歩んできたのれんは、いまや100軒以上の軒にかかっていると言われています。
勝山にお立ち寄りの際は、散策がてら、ぜひ、ひとつひとつののれんをゆっくりとご覧ください。
◆加納容子先生の工房について
ひのき草木染織工房&ギャラリー(HP・Facebook)
◆勝山の楽しみ方をまとめたサイト
山里手暮